12月11日(金)、長野県蘇南高等学校の「第10回総合研究発表会」に、聖和学院の中学2・3年生が参加させていただきました。「つながり~学んだ知識・技術を活用して、困っている人を笑顔にしよう~」をテーマに研究に取り組む、高校3年生 4班の方のご発表をオンラインで視聴しました。
❖運動不足解消:地域の皆さんの運動不足を解消するプログラムを作る!インスタやYouTubeを駆使して活動を広めよう!!
❖プログラミング:簡単に電子音楽をつくる方法を考えて、地域の中学生と一緒に「紅蓮華」を再現♪ものづくりの楽しさを伝えたい!!
❖木製のお椀:南木曽ろくろの魅力を伝えるために、インタビューで知った情報が「本当」か検証!結果を分析し、ユーザー視点の新しいセールストークを生み出そう!!
❖パン:とにかく「おいしいパン」をつくりたい!希少植物からできた自然酵母をパンづくりに活用し、里山の大切さを訴えよう!!
どちらの班も 調べ学習の「先」に重点が置かれていて、すばらしかったです。そしてプレゼンターの「わくわく」が画面越しに感じられるからなのか、聖和生もメモをとる手が止まりません!
「へー!本当に実験してる!!」
「私も一緒にやってみたい」
「楽しい!好き!って気もちが伝わってくるね」
「ここで諦めなかったの、すごい」
フィードバックの用紙を埋めながら、口々に感想を述べていきます。4班のご発表を伺い、最後に中学3年生が感想を述べさせていただきました。
探究活動では 予測のできない困難にぶつかり、悩むこと・前進できなくなることが多く起こります。無意識に「(生徒が)転ばないよう手を差し伸べる」ことで支えようとしてしまうのですが、本当に大切なのは「転んだとき、どう起き上がるのか一緒に考える」ことなのだと 本日のご発表を拝見してあらためて感じました。
だめだった……でもよし、原因を分析して次の作戦を試そう!という姿勢を身につけることが、生徒も教員も「わくわく」をつくり、シェアしていくため、そして生涯Well-beingを探究し続けるために必要です。
聖和学院では、国語表現の授業で「中学3年生と教員の対話」に取り組んでいます。「教える―学ぶ」ではなく「共に学ぶ」関係だからこそ見えること、気づくことがたくさんあります!この関係を基盤に、本日の学びを糧として さらに「開かれた学校」「地域社会とつながる学校」に成長していきたいです!!
長野県蘇南高等学校の皆さん、貴重な挑戦と学びのチャンスをありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします。